『さ、着いたよ。今日からここがユメカちゃんの部屋。』
ユキさんが案内してくれたのは薄紫と白で統一された可愛いお部屋。
『こんな小さい部屋しか用意できなくてごめんね。大きい部屋は国賓用にキープしておかないといけないんだ。』
………え。
「ちっ、小さいだなんて全然そんなことないですよっ!むしろ私にはちょっと広すぎるくらい、です。」
このお部屋が小さいだなんてどんな感覚してるんだろう…
私の部屋の2倍はあるし、ベッドだってダブル?クイーン?
とりあえず私のベッドよりは遥かに大きい。
『そう?』
不思議そうに私を見つめるユキさんに頷き、
『こんなに広くて可愛いお部屋なんて初めてです。』
と言えば
『気に入ってくれたならよかった』
と微笑むユキさん。
…うん。美形だ。
優しい上にイケメンだし、モテるんだろうな…なんてぼんやり考えていたら、ユキさんに名前を呼ばれてはっ、と意識を戻す。
『大丈夫?僕はハルトの手伝いに戻るから、ゆっくりしててね。』
そう言い、部屋を出て行こうとするユキさんに慌てて
「あっ、案内ありがとうございました!」
と言えばふわりと笑い
「またあとで」と手を振ってくれた。
……イケメンだ。
