また、私は裏切られる

二人には帰るって言ったが間に合わなかった。どうしようか

「あれー?ゆうじだ。どうしたのー?」

げっ

「ねえ?私の名前わかる?覚えてる?りりいだよ?いい加減名前呼んでくれないと殺すよ?女の子。」

はあ。でも、呼ばないと殺されるか

「わかったよ。りりい。ききが家に帰っちまったんだよ。りりいは車乗ってるだろ?乗せてってくれないか?」

お願いだ。オッケーしてくれ

「もう、こんなときだけ頼るんだからー。わかった。どこ?」

「青森」

文句を言っていたが連れていってくれた

大きな声でききをしばらく呼んでいたが出てこなかった

だからこの町にはいないのかと思った

それから一週間ききは学校に来なかった

俺は何回かききにあった

イヤ、あったと言うか見かけた

その度に女もいたからキスをした

ききは悲しそうだった