また、私は裏切られる

みんな布団を端っこに出しておきはじめた

何でひかないんだろう?

そんなことを思ってたらベッドを真ん中に動かされて囲むように布団をひきはじめた

え?何でこんな寝かたになるんだろう?

みんな凄く近くで囲んでるから降りるとき気を付けないと踏んじゃうよ

「さぁ、これでいいからベッドにねころがって。ききさん」

「何かされたらすぐに頼ってよ?すぐ近くにいるんだからね」

一郎君とりゅう君が言ってきた

言われるままベッドに寝転がってお礼を言った

みんなも満足そうに布団に寝転がった

そして守君が電気を消しちゃった

電気をカタカタ震えながらつけようと動こうとしたとき、ゆうじ君がギュッと抱きしめてくれた

大丈夫だよって言いながら頭をなでてくれた

やっぱりゆうじ君は落ち着くなぁ。

私も遠慮がちに腕をまわした

いつの間にか震えはなくなっていた

幸せだなぁ