すると、視線に気づいたらしい橘くんがこっちにカレーパンを差し出してきた。 「食う?」 「え?ううん!大丈夫です」 「そ」 眠そうに目を擦りながら、カレーパンを咥えたまま、次の授業の準備をし始めた橘くん。 器用だなぁ、なんて思いながら私も教科書を準備した。