星香はため息をついてから


私の頭をペシッと叩きました。


「い、痛い！
星香ってば急に
たたかないでよ〜。」


「陽依のバカ。
あのね、昨日さ担任が
『明日は転校生が来ます。』
って言ってたの。
話聞いてなかったの？」


あ、あはは……あはは……。


「聞いてませんでした………。」


「陽依の将来が心配だわ…。」


頼むから星香さん。


哀れむような目で見ないでよー！