「陽依ちゃん。 はい、これ。」 五十嵐くんはイチゴミルクの紙パックと カフェオレの紙パックを持っていた。 「陽依ちゃんは イチゴミルク好きだろ? だから、これ。」 「ありがとう!」 ……………って、おい。 取れないじゃんか!!!! 五十嵐くんは私よりも 30cm背が高いのを盾にして わざとイチゴミルクを 高い位置で持っている。