洸汰くんは私を抱っこして
ニコニコ笑ってた。
「俺、世界一の幸せ者だ!」
「何言ってんの〜(笑)」
「あ!これからはさ、
俺のこと洸汰って呼んでよ。」
「え、は、恥ずかしいって!」
そう言って真っ赤な顔を隠したくて
洸汰くんの胸板に顔を埋めた。
「ふーん?
アイ先輩とかユカ先輩は
俺のこと洸汰って呼んでるよ?
それに1年のマリちゃんとか
ミルクちゃんは俺のこと
洸ちゃんって呼んでるけど?」
な、なにそれ!
1年生や3年生には
そんな風によばれてるの?!
な、なんか『彼女』になれたのに
負けてるみたい………。



