「怖かったよな………。
もっと早く来てればよかった。
ごめん。」


「怖かったけど……。
でも洸汰くんが来てくれたから
私は助かったんだし
洸汰くんは気にしなくていいよ。」


不覚にも幸せだなって思った。


好きな人に抱きしめられて


心配されて………。


こんな時にそんなこと考えてるのかって


思われるかもしれないけど幸せだった。


「俺、陽依のこと守りたい。
友達としてじゃなく彼氏として。」


「へぇ……?!」


彼氏って………。


あの彼氏…?!