心臓に針をチクチク 刺されているみたい……。 たかが下の名前から 名字に変わっただけ…。 そうだよ、そう思えばいい。 何もそんなにショックを 受ける必要はない…。 「あ、そう言えば さっきなにか言いかけてたよね?」 星香は私が言いかけた 相談について気になってるよう。 だけど、今はそれについて 話せる気分ではない。 「昼休みに言う。」 「え、あ、そう? 分かった。」