「あ、心配すんな。 俺は星香みたいにやわじゃないから 熱なんか出さないし 移ることもないから!」 聖夜は前にもうちに来たことが あるからスタスタと リビングへと向かった。 「あ、星香のお母さんって…。」 「夜の12時ぐらいにならないと 戻ってこないよ。」 「だよな。 んじゃ、星香が晩ご飯も食べて 寝たら俺は帰るわ。」 「え、でも帰る時間遅くなるし 迷惑だと思うからいいよ。」 「ダーメ。 俺は星香が心配で来たこと忘れた? 星香がちゃんと眠りにつくまでは 帰るつもりないから!」