「………。
嫌いではないよ。」


「……そっか。」


別に好きって言っても良かったじゃん。


だってさ洸汰くんは


友達として好きかどうか


聞いてきたんだよ?


なんで『好きだよ。』のこの4文字が


言えなかったんだろう。


洸汰くんの質問に答えてから


私を抱きしめる手を離し


スマホをいじりだした。