雪美ちゃんは黙ったまま
うつむいてしまった。
ほら、やっぱり傷ついてる…。
「諦めないって言わないってことは
それだけあいつのことが
好きだってことだよ。
雪美は片時もあいつを
忘れたことはなかったでしょ?
それにリアムが
嬉しい時、悲しい時
いつだってそばにいたのは
雪美でしょ?
だったらどんだけ振られたって
最後までその想い貫きなよ。」
星香が真剣な眼差しで
雪美ちゃんに言った言葉は
私の心にまで響いた。
星香は雪美ちゃんを
傷つける為に言ったんじゃなかった。
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