ほえ〜。
リアムのやつもうこの高校で
良い子見つけたんだ〜。
「いや、まぁ、
もしかしたらその好きな子は
雪美かもしれないよ？」
星香がそう言っても
雪美ちゃんは切なそうに笑い
首を横に振るだけだった。
「それはないよ。
あたしとリアムは幼なじみなの。
中学生の頃にね、
思いきって告白したの。
そしたらリアムにね
『雪美のことは好きだけど
それは幼なじみとしてなんだ。
ごめん、付き合えない。』
って言われたの。
でも、私が告白したせいで
リアムの幼なじみとしてでも
そばにいれなくなるのは嫌だから
『これからも幼なじみとしてよろしく』
って言ったから
気まずくはならなかった。」
