「大丈夫!!だって、つぐみんの許可はちゃんと取ったから!!」



「はっ…?許可!?」



私いつ許可したっけ?




「大声でつぐみんって呼んだら、つぐみんが窓から顔を出して、植木鉢の下に鍵があるから勝手に入ってきてって」




あ、あっれ~~?



記憶にまったくないのはなんでだろう…



私って寝ぼけると何するかわかんないんだよね~~




「それより、つぐみんはイルカとアザラシどっちがいい?」



「え…私泳げますけど…」



「意外だな。怖いものだらけじゃなかったのか」



うっ…



既に私の弱点を全て知っている会長…




「まぁ、つい最近までは泳げなかったんですけど…」



「けど?」



「母方のお婆ちゃんに猛特訓されて去年やっと泳げるようになったんです!!」



いやぁ~



あれは大変だった…