「女物~久しぶりに着ます♪似合ってる、さすが僕」」
ドアが開き、入ってきたのは女物の制服を着た薫であった
「当たり前よ。あんたは女の子なんだから、久しぶりに着るって方が可笑しいわよ…」
後から入ってきたつぐみが呆れ気味に言った
「だって、男の子の服のほうが僕似合うじゃないですか」
生徒会員一同、薫の姿で固まった
「お、お、お、女ーーーーー!?」
「はい♪萩宮 薫、正真正銘の女の子です」
薫が笑顔でにっこり
やっぱり…みんな騙されていたんだ…
薫は元々男っぽく見えるからいっつも男と間違われやすい
薫はその男っぽい顔を活かして、みんなを騙している
今回もきっとそうだ
「で、でも元彼って…一緒に寝ていた仲って…」
はぁ!?
元彼?!
私は薫をギロッと睨んだ

