ーとある、寒い日の事でした。 貧乏暮らしで貧しい名も無き少年が雪道を歩いていました。 とうとう家もなくなり、行く宛が無いのです。 寒く雪も降りそうな、そんな薄暗い道を生きる希望もなくただただ歩く少年。 そんな中、視界の端に映ったのはーー …1枚の封筒でした。