すると、十秒後。
ゴォオオォッ!!と、激しく空を割きながら、真っ赤なコースターが地面に向けて落下した。
うっ……!
乗ってもいないのに息が止まる。
心臓が、ぎゅっ、とわしづかみされたようだ。
「んー、大丈夫そうだな。
じゃ、乗るか。」
レオは、瞳をキラキラと輝かせている。
私は急に恐怖で体がこわばり始めた。
「やっぱり怖いわ。あんなスピードで落ちるなんて経験したことないもの。」
「大丈夫。もし振り落とされても、俺が浮遊魔法で助けてあげるから。」
それ全然安心できない!
私は、半分強引にレオに連れられ、ジェットコースター乗り場へと階段を登り始めた。
うぅ……。
泣きそう…。
レオは、コースターに到着すると、さっ、と乗り込んで、私を引き込むと、手際よく安全バーを下ろした。


