ゼロの相棒《番外編》




レオは、私の後に続いて木馬を降りると、すっ、とある方向を指差した。



「次はアレに乗ろう。」



私はその方向を向く。


そして絶句。


目の前には、レールが複雑に絡み合った、天まで届きそうな高さのジェットコースターがどーん、と建っていた。


見上げるだけで、くらくらする。



「わ…私、ジェットコースター乗ったことないの。」



私が力なくそう言うと、レオは、にっ、と笑って言った。



「まずはちゃんと動くか人なしで動かしてみるか。」



すると、レオは、ぱっ、と、ジェットコースターに向けて腕を突き出す。


その瞬間、ギィ……、と金属音が辺りに響いて、真っ赤なコースターがゆっくりと動き出した。


そして、ほぼ同じ垂直なレールに向けて坂を登っていく。


どくん、どくん、と心臓が鈍く音を立てる。