ゼロの相棒《番外編》




「レオ……ここに来て、どうするつもりなの?」



「どうするって………遊ぶに決まってるだろ?」



え?


廃墟なのに?どうやって遊ぶの?



すると、レオは遊園地の上空に向かって、大きく手を突き出した。


次の瞬間、そこからワインレッドの光が溢れ出す。

レオの瞳が強く輝いた。


その光は、遊園地を包んでいく。



わぁ………!

すごい………!



遊園地は、あっ、と言う間に光に包まれ、観覧車や、メリーゴーランドがゆっくりと動き出した。


古びていた乗り物たちが、一気に命を吹き返す。



「これで遊べるだろ?俺の魔力が切れるまで、ここは貸切だ。

さ、どれから乗る?」



私は、瞳を輝かせた。



こんな広い遊園地を貸切?!


すごい!すごすぎる!!



「レオ、ありがとう!すっごく嬉しいわ!」



私の言葉に、レオは、ふっ、と微笑んだ。



「今日はベルと過ごせる大事な日だからな。……特別だよ。」



どきん。



胸が鳴る。


これは、遊園地を貸し切れる!というワクワク感からくるドキドキなんだろうか。

それとも……目の前にいるこの男に抱く感情なんだろうか。



………まぁ、どっちでもいいわ。


今は………



「行こ、レオ!最初はあれに乗ろう?」



私は、レオの手を引いて、遊園地の奥へと入っていった。