私は、レオに言われた通り、ゆっくりと目を開けた。
そして、目の前の光景に一瞬、息が止まった。
「え………これって……。
“遊園地”………?」
そこには、ジェットコースターや、メリーゴーランド。
コーヒーカップや大きな観覧車が存在感を放って建っていた。
しかし、そこにお客は一人もなく、電気すら灯っていない。
なに…ここ…?
レオは、私の手を取って遊園地に入ると
ゆっくりと口を開いた。
「都市から少し離れた森の中さ。
ここは、百年前の王オーランドが、自分の子どもが出来たとわかった時、その子の為に造らせた遊園地なんだ。」
生まれてくる子どものために作られた遊園地…?
そんなのがあったなんて。
レオは、遊園地を見つめながら続ける。
「だけど、その生まれた子どもが人間だったせいで、王は死に、家族は国を追われて…。
結局この遊園地は一般客に公開されることもなく廃墟となったんだ。」
なんだか悲しい話ね。
それを聞いたら、ここにある乗り物たちも、なんだか寂しさを帯びているような感じがする。



