すると、レオは私の言葉を聞いて、
ふっ、と笑った。
「じゃあ、俺と“楽しいとこ”行かない?」
「“楽しいとこ”?」
どこよ?そこ。
私が?を浮かべていると、レオが笑いながら言った。
「安心しろよ、別に怪しい店とかじゃないから。
……俺が瞬間移動で連れてくから、到着するまで目ぇつぶってて。」
目をつぶるの?
な……なんか怖いんだけど。
どこに行くつもりなんだろう。
冬のせいか、もう辺りは少し暗いし。
「ん、じゃあ楽しみにしてて。
目を開けたりしないでくれよ?」
ぽぉっ、とレオの瞳がダークレッドに光り始める。
私は急いで目をつぶった。
ドキドキ、と自分の心臓の音がいつもより大きく聞こえる。
すると、次の瞬間
私の頬に、ひゅう、と冷たい風が当たった。
「よし、着いた。
……ベル。ゆっくり目ぇ開けて?」



