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「はーっ!面白かった!!
レオのチョイスは外れないわね!」
映画の後、私はレオと都市の町を歩きながら言った。
私たちが見たのは、今、都市で話題の恋愛映画だった。
ずっと片思いをし続けていた主人公が、
ラストでやっと相手の男性とくっついて、ハッピーエンドになる純愛ものだ。
あー、なんだか私の方が満喫していた気がするわ。
「レオ、ちゃんと見てた?寝てなかったでしょうね?」
「見てたよ。ラストでベルが号泣してるとこもな。」
うっ!
ブサイクな顔見られてたのか。
映画って、意外と隣の席が近くて、少し緊張しちゃった。
……そんなこと意識してるのは私だけなんだろうけど。
って、これじゃあまるで私がレオのこと好きみたいじゃない。
……自分の気持ちがわからない。
レオは、私の方を見て言った。
「ベル、この後予定ある?」
腕時計は、午後五時を指している。
「んー…特にはないわ。
お店も、今日は一日お休みにしたから。」



