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ついに。約束の土曜日がやって来た。
ビビとナナが、デートだなんて言うから
ちょっと緊張してきちゃったじゃない。
昨日の夜なんか、ビビとナナが散々デートコースの予想なんかを勝手にたてて盛り上がっていた。
図書館の近くに来ると、私は腕時計を見た。
約束の一時まで、あと三十分はある。
……ちょっと早く来すぎたかな。
てか、こんな早く来ちゃうなんて、浮かれてるみたいじゃない。
……恥ずかしい。
私がゆっくりと図書館の中に入ると
窓際の席に見慣れたシルエットが座っていた。
「え……レオ?」
「!ベル。もう来たのかよ。」
レオは、私を見ると、すっ、と、席から立ち上がった。
「まだ三十分も前よ?いつからいたの?」
私の問いかけにレオは小声で答える。
「誘っといて、女の子を待たせる訳にはいかないだろ。
別にさっき来たとこだけど。」
本当にさっき来たのかな。



