ゼロの相棒《番外編》




ビビたちは、レオが出て行った扉を、捨てられた子犬のような目で見つめている。


私は苦笑しながら彼女らに言った。



「まぁ、仕事なんだから仕方ないじゃない。

最近、都市は治安悪いし。

ガーディアンとしてのお仕事が色々あるのよ。」



すると、その言葉を聞いたビビが、はっ、と気づいたように言った。



「そういえば、ベルも最近ストーカーされてるって言ってたじゃない?

レオ様にさっき相談すればよかったのに。」



私は、その言葉にピクリと反応する。



そう。



最近になってから、買い出しに出かける度に、なんとなく後をつけられているような感じがしていた。


気のせいだと思って、放っておいたら
つい一昨日、店の中を男が覗いていたのだ。



あの時はさすがに怖かったなぁ…。



顔ははっきりと見えなかったけど、たぶん若めの男性だと思う。



「…ガーディアンの仕事でさえ忙しいのに、ストーカーぐらいで私の私情を話すなんて悪いわよ。

もし、ストーカー男が店の中に入ってきたら、私が魔法で追い出すし、大丈夫よ。」