その瞬間、私の瞳に涙が溢れた。
ずっと……
ずっと聞きたかった言葉が、私の胸を締め付ける。
私は、屋敷でジンが助けに来てくれた、と聞いた時。
想像していた以上に嬉しかったんだ。
その気持ちの意味が、やっとはっきりした。
私、とっくにジンに惚れてたんだ。
「ラグナ……。もっとこっち来て。」
ジンが私を見つめながら言った。
心臓の音を隠しながら、私は起き上がっているジンの近くのベッドの上に腰掛けた。
「………返事は?」
いつもより、ジンの声が近い。
私は、ジンの瞳を真っ直ぐ見た。
「………ジンはすぐ嘘つくから、信用ならないけど…。
…今はその嘘に乗ってもいいって思うわ。」
すると、ジンは、ふっ、と笑って言った。
「…ラグナに嘘をついたことは
一度もないよ。」
ジンは、そのまま私をぐっ、と引き寄せた。
彼が私の後頭部に手をまわす。
整った顔が目の前に来る。



