俺の言葉に、ジンさんは首を振る。
「いや、三日前からラグナには会ってないよ。
…荷物を取りに来たんだけど、上がっていいかな?」
俺は、どうぞ、と言って、ジェスチャーをする。
ジンさんは、慣れているように奥の部屋へと進んで行った。
…ラグナがジンさんと会っていないとすれば、一体どこに行ってるんだ?
買い出しだけなら、ここまで時間がかかることは無いはずなのに。
…外の風に当たりすぎだろ。
どんだけ悩んでるんだ?
すると、店の外から何か物音が聞こえた。
…やっと帰ってきた〜!
俺は、主人を出迎えるために、笑顔で
カラン♪と扉を開ける。
「…あれ?」
辺りを見渡したが、そこにラグナの姿は見えなかった。
気のせいだったのか?
「…!」
俺は、ポストに手紙が届いているのに気がついた。
無意識に、その手紙を手に取る。
ラグナ宛の手紙かなぁ?



