どくん!
大きく、鈍く、私の心臓が鳴った。
体じゅうに冷や汗がつたう。
オーガは、私に向かって腕を突き出した。
!
このままじゃ
このままじゃ、私も………!
「や………………っ!」
私が、オーガの腕から逃れて、後ずさりした
次の瞬間
私の視界は、真っ黒なイバラで覆われた。
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「ぅ………!」
ぼやぁ、とした意識がだんだんはっきりしてくると、目の前には不敵な笑みを浮かべたオーガが立っていた。
私は、はっ!として自分の体を見る。
……動物にはなっていないようだ。
人間のままで、幼くなったりもしていない。
もちろん、胸もついたまま…。
………体は変わってない…?


