ゼロの相棒《番外編》







どくん!






大きく、鈍く、私の心臓が鳴った。






体じゅうに冷や汗がつたう。






オーガは、私に向かって腕を突き出した。























このままじゃ










このままじゃ、私も………!















「や………………っ!」














私が、オーガの腕から逃れて、後ずさりした





次の瞬間














私の視界は、真っ黒なイバラで覆われた。







****






「ぅ………!」






ぼやぁ、とした意識がだんだんはっきりしてくると、目の前には不敵な笑みを浮かべたオーガが立っていた。






私は、はっ!として自分の体を見る。






……動物にはなっていないようだ。




人間のままで、幼くなったりもしていない。





もちろん、胸もついたまま…。






………体は変わってない…?