その言葉に、俺は、ビク、として
急いでアサギの視線の先を見た。
すると、そこには綺麗な“白猫”がいて、
こちらを見ている。
あ………ホノさん…!
俺は、急いでアサギに向かって口を開く。
「アサギさん、ホノさんの魔法も解いてあげてください!
実は、彼女も………」
俺は、その時ぴたり、と声が止まった。
アサギの、見たこともないような鋭く、冷たい瞳に、喉の奥が凍りついて、言葉を出せなくなってしまった。
アサギは、俺の方を見ずに答える。
「ホノも魔法にかかったのか…?わかった。お前と共に元に戻してやる。
…少し待っててくれ。猫を“排除”したらすぐに魔法をかけてやるから。」
!
“排除”………?
俺は、アサギの言葉に体が凍りつく。
そしてアサギは腕を、すっ、と突き出した。
その手は、まっすぐと“白猫”に向かって伸びている。
!………ま………まさか………


