俺の言葉に、ラグナは表情を変えずに答えた。
「ちょっと外の空気に当たりたい気分なの。
今日は私が行ってくるわ。」
ラグナは、すっ、と俺の横を通り過ぎていく。
そしてそのまま、カラン、と店の扉を開けて、出て行ってしまった。
俺は、じっ、と扉を見つめ続ける。
……ジンさんと町中でばったり!
なんてのを期待してるのかな。
「う〜ん…!女心って分かんねぇ〜。」
俺は、ずる、とカウンターにもたれかかった。
そして、店の天井を見上げる。
…あーあ。
こっちから見ててもまどろっこしい。
どっちも本心を隠しすぎなんだよ。
もっと、俺みたいにオープンすればいいのに。
……まぁ、俺は言ったところで、意識もされてないけどな。



