ゼロの相棒《番外編》













私は、はっ、としてゼロの方を見た。








……ゼロ、行っちゃうの…?








ホノは、その言葉に少し黙る。






やがて、腕を組んだホノは「…わかった。頼んだぞ、ゼロ。」と、答えた。






私は、心がちくり、と痛んだ。






……わかってる。






ゼロは、魔法が使えるホノさんをここに残すことで、私とゴリーさんを守ろうとしてくれてるんだ。





でも…魔法の使えないゼロが一人で動くのは危険じゃないの?





相手はリベリオンの創設者だよ?





ゼロは、自分のことよりも、すぐ人のことを優先して


いっつも一人で背負って、傷ついてる。





これで、ゼロに何かあったら………。





不安が頭をよぎると、ゼロがふいに私の方を見た。







「そんな顔すんなって。


…戻ってくるから。お前を一人にはしない」







ゼロは、優しく私の頭を撫でると
すっ、と部屋を出て行った。