ゼロは星の町で魔獣が出た時も、ジンに頼らず一人で先に戦ってたし
私がルナータに連れ去られた時も、一人で助けに来た。
すると、それを聞いていたホノが、言った。
「アサギ様はとてもすごいお方だ。
私は今まで出会った魔法使いの中で一番尊敬している。」
私は、ホノの言葉のトーンがいつもより少し高かったことに気がついた。
表情も見たことないような優しい顔をしている。
何というか……“普通の女の子の顔”というか
私は思い切って尋ねた。
「ホノさんって…アサギさんの恋人なんですか?」
その瞬間、ホノの顔が、かぁっ!と、赤くなった。
「ち……違う!そんなんじゃない!
……私はただのアサギ様の駒のような者だ。そんな関係ではない。」
あんなに冷静だったホノが、初めて動揺してうろたえている。
ゼロが、ホノを見ながら言った。
「本当のところはどうなんだよ。
…十三年も一緒にいれば、ただの部下以上の気持ちを持ったっておかしくないだろ?」



