ゼロは、コートをひるがえして
「おぅ。任せろ。」と答える。
私は、不安でしょうがない。
だって、ゼロが魔法を使わないで戦うところなんて、見たことない。
一度、星の町で魔獣相手に、剣で戦っていたことはあったけど
それも、最後は魔法で倒してたし…
そう思ってゼロを見ていた、次の瞬間
黒マント三人が、一斉にゼロに向かって襲いかかった。
!
「ゼロ!危な………………」
私が叫んだその瞬間。
ゴッ!!
鈍い音が辺りに響く。
ゼロの拳が、黒マントの一人をとらえ、
吹っ飛ばした。
…!………えっ………?!
他の二人から、少しの動揺が感じられた。
「さ。やるか。」
私は、その瞬間思い出した。
願いの町で、ルナータの作り出した手下たちと戦った時の事を。
シャボン玉越しのゼロの声が、頭に蘇る。
『見つけたっ!こっちにもいやがる!黒マント!とりあえず一体捕まえて殴る!』



