ゼロの相棒《番外編》





その時、先頭を歩いていたホノが、
再び足を止めた。




「なんだ?また猫か?」




ゼロが、ホノの背中に問いかける。






すると、ホノは低いトーンで言い放った。







「いや………“奴”だ。」








次の瞬間、町の物陰から黒いマントの男たちが、ざっ!と飛び出してきた。











一瞬で身体が震えた。





なに……?!こいつら…!





「奴……オーガの放った、魔法でできた人形どもだ。


私らが追っていることに勘付かれたな。

どうやら、邪魔をする気らしい。」






ホノが、魔力を放出し、瞳を輝かせながら言った。




ゼロは、さっ、と構える。





「フィオネ、危ないから下がってな。」




「えっ、う……うん。」





ゼロの言葉に、頷いて、私は少し離れる。



ざっと数えて、数は六人。




……ゼロ、魔法を使えないのに、大丈夫なの……?!





その時、ホノが黒マントの一人に向かって、魔法の矢を飛ばした。



その矢は、男の体を貫いて、浄化していく。





「ゼロ!こいつらは一定のダメージを受ければ浄化される!


半分頼んだぞ!」