ゼロの相棒《番外編》










安心させるような優しい声に、私は胸がときめく。





「うん……。でも、無理はしないでね?」




私の言葉に、ゼロは私の頭をくしゃくしゃっと撫でて「俺は大丈夫だよ。」と笑った。





私は、顔を赤くして、ゼロの触れた髪を触る。




…少年の時は、ゼロは私よりちっちゃかったから、こうやって頭撫でてもらうとかなかったけど…






………嬉しいな…。





なんか、安心してくる。






すると、ホノが私たちを見て言った。




「じゃあ、私もお前たちと一緒に行くとしよう。


まずは、オーガの魔力を追って町を歩くぞ」




ゼロは、こくん、と頷くと、私を連れて、部屋を出た。





ここからが、オーガとの勝負だ。




オーガは、今も町の人たちに魔法をかけて、全てを自分の思い通りにしようとしてる。



…早く捕まえないと、私たちの旅も再開できない。





屋敷を出たところで、ゴリーは、「俺は別行動で、情報を探ってみるよ。」と言って、手を振って行ってしまった。





……この町のどこかに、オーガがいるんだよね。




私は息をふぅ、と吐いて

町に向かって歩き出したゼロとホノに続いた