それを聞いて、ゴリーは「決まりだな。」とゼロの肩を叩いた。
ゼロは、ふぅ…と息を吐く。
「アサギがそう言うんなら…しょうがねぇな…。」
ゼロの言葉に、どきり、と胸が鳴る。
……ってことは、オーガ探しに協力することになったんだよね?
その時、アサギがゼロを見て言った。
「それと、ゼロ。
悪いんだが、“魔法を使わない”で協力してくれないか?
俺はオーガの魔力を消すことに精一杯でな、華の町の空間にお前の魔力も出るとなると、浄化し切れん。」
!
魔法を使わずに?!
だ…大丈夫なの…?
相手はリベリオンの創始者なのに…。
すると、ゼロは、ふっ、と笑って答えた。
「わかった。……じゃあ、魔獣のこと頼んだぞ。」
えぇっ?!
そんなあっさり?
私が、心配して視線を送っていると
ゼロが微笑んだまま私に言った。
「フィオネ。俺の目の届く所にいろよ?
…怪我はさせないから……。」



