ゼロの相棒《番外編》





アサギの魔獣……?





そういえば、闇の町を出た頃、ゼロと魔獣の森を歩いた時



魔獣は野生もいるけど、魔法使いに飼われるものもいるってゼロが言ってた。




アサギさんは、魔獣を飼っているんだ?




……よほど上級の魔法使いじゃないと、魔獣を従えることは出来ないんじゃないかな?



ガーディアンのエドみたいに。





ってことは、アサギさんって、すごい魔法使いってこと?






すると、ゼロの話を聞いたアサギが、んー。と、顎に手を当てて言った。





「…本来は俺だけのペットなんだけどね…。他でもないゼロの頼みなら、貸してやってもいいよ。」





ゼロは、「本当か?!」と、瞳を輝かせる。






「ただし。








…俺に協力して、この町を引っ掻き回してる事件を解決してくれるならね。」
















……解決……?







途端に、ゼロの顔が真剣になる。






「…オーガを捕まえるってことか?」






ゼロの言葉に、アサギは、ふっ、と笑って言った。





「さすが、話が早いね。



…どのみち、魔獣に命令するには、ある程度大きな魔力がいる。


今の俺は、オーガ探しに手一杯で、そっちに手をかけられる余裕がないんだ。」