ゼロの相棒《番外編》






その顔はとても整っていて、女性と言われても信じてしまうぐらい、綺麗だった。



髪の色と同じ、暁の瞳が私たちを捉える。




「…ゼロじゃないか。久しぶりだな。ゴリーもよく来たね。


…そちらの女性は?」





私は、話しかけてきた彼に、少し緊張して答える。




「初めまして、フィオネといいます。


ゼロの相棒として、一緒に旅をしている者です。」




すると、それを聞いた彼は、にっ、と優しく微笑んで口を開いた。




「初めまして。俺はアサギ。


…ふぅん…ゼロの相棒ねぇ……。」




アサギは、まじまじと私を見た。




「あんなに子どもだったゼロが綺麗な女性と旅をしているなんて、感慨深いな。


……なんだか、父親になった気分だ。」




アサギはそう言って、はは、と笑う。






そっか。





アサギさんは、ゼロを幼い頃から知ってるんだ?





すると、少し照れたゼロが一歩前に出て
アサギに言った。




「アサギ。今日は頼みがあって、ここに来たんだ。


実は、次の旅の目的地がここから遠くてさ。アサギの魔獣で、俺たちをそこまで運んでくれないか?」