彼の瞳から、目が離せない。
「…………いいよな?ブラッド。」
!
俺は、言葉を失くした。
………これが…ロイの本音なのか?
「…カトレアのことを諦めると言った手前、
俺に止める権利はないだろ。」
俺は、ぼそり、と呟いた。
それを聞いて、ロイが目を細める。
「………素直じゃねぇなぁ………。」
「え?」
今、なんて言った?
ぼそ、と言った彼のセリフは、俺の耳には届かなかった。
すると、はぁ、とため息を吐いたロイは、
くるり、と俺に背を向けて歩き出す。
そして、二階の部屋へと続く階段の手すりに手をかけた。
「どこ行くんだよ?」
そう尋ねた俺に、ロイは表情を変えずに
答えた。
「カトレアさんに告ってくる。」
「はぁあぁぁっ?!!!」



