ち………ちちちち
ちょっと待て?!
俺は、いきなりのことに、目を見開いてロイの顔を見る。
彼は、動揺する様子もなく、しれっ、としている。
い……今、なんつった?!
俺が口をぱくぱくしていると、ロイが
ちら、とこちらを向いて言った。
「聞こえなかったのか?」
「いや、そうじゃないけど!」
いきなりすぎて、ついていけないだけだ。
俺は、一つの疑問を彼に投げかけた。
「お前…カトレアのこと好きだったのか?」
「あぁ。」
さらり、とロイは答える。
な……なんだって?!
ロイがカトレアのことを……?!
全然気づかなかった!
ロイは、ふぅ、と小さく息を吐いて言う。
「親友のお前が、カトレアさんに惚れてるって知ってたから、諦めようと思ってたけど。
……お前が付き合わないってんなら、俺が貰う。」
すると、ロイは俺をまっすぐ見た。



