その時、いきなり遺跡が大きく揺れた。
辺りに大きな震動波が伝わる。
!
俺は、腕で顔を覆って、遺跡から放たれる凄まじい強風に耐えながら、遺跡の方を見て叫ぶ。
「待ってくれ………!カトレア!!返事をしてくれ!!おい!!!!」
俺は、背筋がぞくっ、と震えるのを感じた。
体の温度が、一気に低くなる。
嫌な予感が………
嫌な予感が頭から離れねぇ。
やめろ。
やめてくれ。
お願いだから。
俺の前から、カトレアを連れて行かないでくれ。
あと少しだけ…
俺に時間をくれ…………!
そこにいるんだろ?カトレア?
早く俺の前に出てきてくれよ。
俺は、君に謝りたいことが、たくさんあるんだ。
このまま……俺を誤解したまま……
いなくならないでくれ………!
…と。俺が彼女の姿を探そうと、遺跡に向かって走り出そうとした
次の瞬間だった。



