ゼロの相棒《番外編》



そして、カトレアは、俺の腕をグッ、と掴んだ。



「今の話……本当なの……?

あの人が……ブラッドさんが、生きているんですか?!」



俺は、返事が出来なかった。


ここで、何を伝えればいいんだろう。


真実を、すべてを言うべきなのか。


しかし、俺の口から言っていいものなんだろうか?


俺は、困惑しながら彼女の顔を見る。


目の前の彼女は、今にも泣き出しそうな顔をして、俺の返事を待っている。

腕を掴む手の力が、だんだんと強くなっていく。


俺は、ドロシーをちらり、と見た。


ドロシーも、また、なんて言えばいいのか、わからない、と言った顔だ。


俺は、すっ、とカトレアの手を持って、ゆっくりと降ろした。


そして、彼女に向かって、ゆっくりと口を開く。



「………本当だとしたら……

どうしますか………?」