ゼロの相棒《番外編》



俺の言葉に、いつも大人の余裕を醸し出してるロイが、大きく目を見開いて驚いた。



「馬鹿かお前。今度こそ死ぬぞ?!

あの事故以来、遺跡はいつ崩れてもおかしくない状態なんだ。」



ロイが俺を見て声を荒げた。


それは、自分でも十分承知の上だった。


過去の自分は、まだ魔力も安定してなくて

突然起きたあの事故の時は、逃げる余裕や、防御魔法を使おうなんて考えも浮かばなかったけど

今なら自分でも瞬間移動魔法が使える。


もし崩れてきたら、魔法を使う準備が整っているんだ。


だてに六年間ガーディアンを務めていたわけではない。



「心配するな。危険な目に遭うことは慣れてるんだ。」



自信を持って言うことではないが、
危険な目に遭うのは日常茶飯事だ。

自分の身は自分で守れる力をつけてきた。


……今の俺なら大丈夫だ。