次に目を覚ましたのは、見慣れない豪華な装飾の施されたベッドの上だった。
なんだ……?
ここが、天国なのか……?
「気がついたか…。具合はどうだ?」
はっ、とその声の方を見ると、ダリシーン王が、俺の顔を覗き込んでいた。
訳がわからず混乱している俺を見て、ダリシーン王が静かに口を開く。
「ここは都市の城の中だ。
…初任務でこんなことになるなんてな。
しかし、私の瞬間移動魔法が間に合ってよかった。
お前は相当、悪運が強いみたいだな。」
……瞬間移動魔法………?
ダリシーン王が、俺をあの遺跡から助け出してくれたのか?
「お前は稀に見る魔法使いの逸材だ。
あんなところで死なせるわけにはいかん。
もっと、私の為に働いてもらわなければいけないからな。」



