「ごめんなさい……レオ……!」
後からあとから涙が溢れる。
恐怖や、そこから解放された安心感がどんどん溢れてきて、もう心の中がぐちゃぐちゃだ。
私の泣き声が、小さく響く。
レオは黙って私の言葉を聞いていたが
少しの沈黙の後、ゆっくりと歩き出した。
そして、座り込んでいる私に近寄って
そっと体を抱き寄せた。
レオの優しいぬくもりが、私を包む。
「ごめん………遅くなって…。
怖かったよな…?」
いつもの優しい声が、私の耳元で聞こえる。
言葉を出せない私は、ゆっくりと、何度も頷いた。
怖かった………。
怖かったよ………!
レオは、私の背中に回した手に、ぐっ、と
力を入れた。
「ベル。」
彼が、私の名前を呼ぶ。
私は、ピクリと肩を震わす。



