ゼロの相棒《番外編》




レオの腕からは、燃え盛る炎が吹き出す。


何が起こっているの?!


炎は、あっという間に倉庫を包んでいく。



「ぎゃぁぁあぁっ!!!」



男の叫び声が響いた。


ばたん!と男がその場に倒れこむ。


そして、男の姿が、ふっ、と消えた。







瞬間移動……?!


レオが都市に移動させたんだ…!



すると、レオはパチン、と魔法を解いた。


私を炎から守っていた魔力も消える。



ふぅ……。



安堵の息が漏れた。


その時、静まり返った倉庫の中に、レオの声が響いた。



「ベル………。」



私は声の方を向く。


レオの姿を見た瞬間、緊張が一気にほどける。


私は、彼に向かって口を開いた。



「レオ……あの…ありが……」


「なんで俺にもっと早く言わなかったんだよ!」



私の言葉を遮って、レオが怒鳴る。


彼の表情は、怒りと不安が入り混じっている



レオが……声を荒げた。


初めて……見た。



本気で怒っている。