この老人は、グラン。
都市の森に住む、ゼロの育ての親。
一流の魔法使いで、若い頃は城で働くほどの腕だったらしい。
……今の年齢は不詳だけどな。
「最近噂の、放火魔の仕業ですよ。
助かりました。」
「ったく…。愉快犯の相手はしてられん!
レオ!さっさと捕まえんか!わしの森が燃えてしまったじゃないか!!」
…グランのジイさんの森じゃないんだけど…
まぁ、いいか。
俺は、ホークの方を向いて言った。
「魔力は感じられたか?」
「いえ…。一瞬だったので、北のほうからってことしか探知出来ませんでした。」
くそ……居場所までは掴めないか。
次、事件が起こったら、必ず突き止めてやる
と、その時だった。
ボゥッ!!
突然の熱風に、その場にいた全員が振り向く
ビビが背後の光景を見て、絶句した。
「さ………酒場が………!
燃えてる!!!」



