ゼロの相棒《番外編》




都市の広場の時計は、午後二時を指している



……もう酒場は開店してるな…。



って、ダメだ。

今は仕事をさっさと終わらせることに集中しないと。


その時、目の前の路地に見覚えのある二人の女性が立っているのに気がついた。



「お、ビビちゃんとナナちゃん。

何やってるの?こんなとこで。」



俺が声をかけると、二人の女性は
ばっ!とこちらに振り向いた。


そして、俺の顔を見るなり、素早く駆け寄ってくる。



「もう酒場は開店時間だろ?まさか遅刻?」



軽く話しかけたつもりだったが、二人の顔は緊迫していた。


ビビが問いかけを無視して俺の腕を掴む。



「ねぇ、レオ様!ベル見なかった?!」







その言葉に、俺の顔がこわばる。


ビビとナナは、ひどく取り乱した様子で、俺に向かって言った。



「朝に買い出しに行ったっきり、戻って来ないのよ!」



「連絡もないし……魔力も感じないの!

……まさか……連れ去られちゃったのかなって…!」