ゼロの相棒《番外編》



私とレオは、向かい合わせに座る。


思ったより、ゴンドラの中は狭い。

そして、速度が遅い。



………二人っきりだ。



そのことを強く感じる。


急に緊張し始める。


私とレオは、無言のままだ。


レオは、ゴンドラの窓から遊園地を見下ろしている。



「あの……。」



私は、沈黙に耐え切れず、口を開いた。


窓の外を見ていたレオが、ふいっ、と私の方を向く。



「今日はありがとう。…最高の一日だったわ。

なんだか、レオがしりとりで勝ったのに、私の方が楽しんじゃった。」



すると、レオが笑いながら言った。


「俺も楽しかったよ。久しぶりの休みをこんな風に過ごせるなんてな。

ベルと出かけられてよかったよ。……酒場以外でこんな風に会ったのは初めてだろ?」