おぉ……。
なんか緊張してきた。
俺はジンさんの後に続いて店を出る。
店の裏に回ると、そこは小さな庭になっている。
まぁ、商店街の並ぶ店前よりは、ここの方が場所としてふさわしいな。
すると、ジンさんは立ち止まって、くる、とこちらを向いた。
「さ、始めよっか。……いつでもどーぞ?」
どくん。
ジンさんの瞳が輝きだした瞬間、心臓が鈍く鳴った。
これは……ヤバい相手にケンカを売ったのかもしれない。
いや、無謀なのは最初からわかってたんだ。
ラグナが…………見てる!
俺は、ぐっ、と体に力を込めた。
一気に魔力を放出させる。
その瞬間、ジンさんの顔つきが少し変わったのを感じた。
「じゃあ……お言葉に甘えて、こっちから行きますよ!!」
俺は、ダン!と地面を蹴った。



