「私、日向くんが話しかけてくれて嬉しかったよ!日向くんみたいな笑顔になりたいって本気で思ったの」
彼から目は絶対そらさない。
初めて話してくれたときに、真っ直ぐに私の目を見てくれたあなたのように。
「日向くんは変われたよ。今の日向くんが本当の日向くん…」
そうだよ、私だって変わりたい。
昔、人と話すことが大好きだったあの頃みたいに。
不安でも自信がなくてもありのままぶつかっていきたい。
過去の自分を受け入れて前に進みたい。
「過去の自分と戦って今の日向くんがいるんだよね…頑張ったんだね…」
可笑しいくらい言葉が溢れた。
もうなんて言ったかなんて思い出せない。
不思議と涙が流れてきた。
彼は少し涙目になっている顔を下に向けた。
「美月、喋れんじゃん、いっぱい」
「不思議と日向くんには緊張しないし、不安もないんです」
「俺はスーパーマン?」
「というか太陽です」
「なにそれ!?」
「明るいし、優しいし、笑顔も太陽みたい」
「それ誉められてんのか?」
ぷっと彼は笑った。
太陽の笑顔で…
もう認めてもいいかな?
「てか美月、また敬語に戻ってるから。さっきみたいに普通がいいよ」
あなたを目で追っています。
「…ほんと、今欲しい言葉全部言ってくれた。」
その太陽の笑顔が私だけに向けばいいって思ってます。
「ありがとな」
輝く太陽に……
「ううん!」
恋しています。
「あの…順って呼んでもいいですか?」
「もちろん。てかそっちの方がいい」
「…色々ありがとう」
「俺も…ありがとう」
それからの私は沙也加と友達になることができました。
それももしかしたら順が土下座して屋上に連れ出したことを謝ってくれたからかもしれないです。
そして沙也加の友達の舞とも仲良くなることが出来て、私は幸せいっぱいです。
話したことのない人とも話す機会が増えて、人が変わったね、なんてよくいわれます。
人と話すことに不安はないんだって、自信をもっていいんだって頑張ってます。
彼のように変わりたいから。
太陽の笑顔は今も変わらず側にあります。
「美月!今日部活ないんだけど、一緒にかえろうぜ」
太陽の笑顔にはやっぱり敵いません。
「うん、順!」
いつか想い伝えたい。
それが次の目標。
